Q.お腹をこわしやすい。何か気をつけた方がいい?
A.お腹をこわしやすいとは、おそらく下痢や便秘になったり、ときにはお腹がいたくなったりする事だと思います。
原因は様々ですが大きく分けると、機能的な問題(疾病ではなく、腸管の過敏な動きや水分吸収のバランスによるもの)と器質的な問題(疾病にともなうもの)に分類されるでしょう。
機能的な問題としては、食べ物の種類(乳糖を含む食材など)や量、食物アレルギーや冷たい物の取りすぎ、水分の過剰摂取などがあげられ、器質的な問題には過敏性腸症候群、慢性炎症性腸疾患、潰瘍性病変、腫瘍、胆汁関連疾患、ウイルスまたは細菌感染症など多岐にわたります。
器質的な問題(疾病)が無ければ、基本的にはお腹を冷やさない事が最も重要でしょう。また、食べ物や食べ方に関しては、乳糖を含む乳製品や果糖を多く含む果物類、冷たい飲み物や食べ物には十分注意し、一度に沢山摂取しないよう心がけましょう。
頻回に腹痛を伴ったり、嘔吐・腹満症状、血便などがみられる場合は、器質的な疾患が隠れている可能性があるため医療機関にご相談下さい。
東京衛生アドベンチスト病院監修