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今、60歳。今から指先を動かすといいと聞いた。指先と脳の関係はありますか?

今、60歳。今から指先を動かすといいと聞いた。指先と脳の関係はありますか?

今、60歳。今から指先を動かすといいと聞いた。指先と脳の関係はありますか?

Q.今、60歳。今から指先を動かすといいと聞いた。指先と脳の関係はありますか?

A.手と脳には深い関係があり、手は「第二の脳」「露出した脳」などと言われ、手や指を使うことは認知症予防として注目されています。手を使うと、手を使わない時に比べて脳の血流量が約10%上がるとされ、なかでも親指が重要と言われています。

親指は他の4本の指と向かい合っていますので、他の指とともに「持つ」「つかむ」「握る」「ひねる」「結ぶ」「まわす」など実にさまざまな動作をすることができます。意識しなくても日常で使う指ですが、脳に刺激を与えるという点では、いつも行っている動作、たとえば箸を持つ、物をつかむ、という程度では脳への刺激にならず、普段はしない動きをしたり、意識して動かす必要があります。

たとえば左右の同じ指を使って1から10まで数えながら指を折り曲げていくことは簡単ですが、左右のいずれかの指から、左右一つずらして折り曲げていくとなると、簡単ではなく、特に速く曲げようとすると、いつのまにか左右一緒の指を折り曲げていたりします。単純なグーパーでも、片側の親指は握り拳の中、もう片側の親指は握りこぶしの外とすると、グーパーは難しくなります。これら意識した複雑な動きが脳の刺激になります。

何歳であっても脳への刺激になりますので60歳まで開始を待つ必要はありません。何歳であっても積極的に指を動かすのがよいでしょう。

東京衛生アドベンチスト病院監修

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