Q.「薬の食べ合わせは、何時間くらい空ければ大丈夫なの?」
A.お答えから先に申し上げると、残念ながらそのようなお薬を服用中は、
時間をずらしてもグレープフルーツの摂取は避けて頂くのがベストです。
理由は、グレープフルーツと薬の相互作用は、
同時に飲んだ場合だけとは限らず、グレープフルーツの影響は、
一般的に摂取後24時間程度に及ぶと言われているからです。
グレープフルーツと服用する薬が相互作用の影響を受ける時間は、
それぞれの薬によって異なります。
長いものでは2~4日程度持続するものもあります。
したがって、グレープフルーツと飲み合わせの悪い薬を服用している間は、
グレープフルーツの摂取は避けましょう。
また、グレープフルーツの他にも摂取を控えるべき柑橘類があります。
晩白柚、ブンタン、ダイダイ、スウィーティー、八朔、
夏みかん、ポンカン、いよかん、金柑などです。
一方、柑橘類でもみかんやオレンジには代謝を阻害する物質が含まれていないので、
薬の服用前後に食べても大丈夫です。
グレープフルーツによる薬の飲み合わせの悪いものには、
抗血小板薬や高脂血症治療薬などの一部でも報告されています。
また、グレープフルーツ以外の食べ物の中にも、
薬との相互作用が確認されているものもあります。
同時に飲むと薬が長く体内にとどまり、
必要以上に強い効果が出てしまう可能性がある為、
このような薬を使用する際には必ず医師や薬剤師からの注意がありますから、
これらの指導をきちんと守って薬を服用することが大切です。
東京衛生アドベンチスト病院監修
FAQ 健康に関するよくある質問