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体脂肪率16%だけど、身体がぽっちゃり。体脂肪率と肥満との関係はあるの?

体脂肪率16%だけど、身体がぽっちゃり。体脂肪率と肥満との関係はあるの?

体脂肪率16%だけど、身体がぽっちゃり。体脂肪率と肥満との関係はあるの?

Q.体脂肪率16%だけど、身体がぽっちゃり。体脂肪率と肥満との関係はあるの?

A.BMI(体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値)が25以上の場合、肥満と判定します。一方、肥満とは本来、体重が多いことではなく、体脂肪が過剰に蓄積された状態のことで、体脂肪率が男性では25%以上、女性では35%以上の場合に肥満と判定します。

普通は体重が多くなると体脂肪率も多くなります。つまり、体脂肪率と肥満とは関係があります。しかし、体重の程度と体脂肪率の程度が一致しないこともあるのです。たとえば、幕内力士の平均BMIは46.5kg/m2もあるのですが、体脂肪率は平均で23.5 %しかありません。幕内力士は体を鍛えているために筋肉量がとても多いためです。逆に、外見では痩せていても、体脂肪率が多いこともあり、運動不足の現代人にはよくみられ、俗に「かくれ肥満」と呼ばれています。

体脂肪率16%だが身体がぽっちゃりしている、というのであれば、おそらく皮下脂肪が多いのでしょう。皮下への脂肪蓄積は女性にみられ、それによって女性らしい体型が作り出されます。今後体重が増えてくると、ぽっちゃり身体つき自体は変わらないまま皮下脂肪が増え、体脂肪率も増加します。更年期近くになると、皮下脂肪に加えて内臓脂肪も増えてきます。今のぽっちゃり型を引き締まった体型にしたい、という場合は、筋トレ主とした運動をお勧めします。

東京衛生アドベンチスト病院監修

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