Q.「しわが1本できた!しわはなぜできるの?食い止められないの? 」
A.顔にできるしわの1つ目の原因は皮膚の弾力やハリの低下です。通常は、コラーゲンやエラスチンなどで構成される真皮が土台となって、肌の弾力やハリをキープしています。しかし、加齢や紫外線などの影響からコラーゲンやエラスチンは減少または変性していきます。その際に、肌の弾力やハリが失われて皮膚がたるみ、しわができるようになります。 2つめの原因は、歳を重ねることで表情筋が衰えてしまうこと。そして3つめは、加齢によって皮下脂肪が減ることです。頬の筋肉の支えが弱まり、脂肪が下がってしわが目立つようになるのです。
日常生活の中でしわを予防するには、日焼けをしないように心がけることで光老化を抑制することが大切です。乾燥肌の人もしわになりやすいので保湿もとても大切です。
しわを増やさないために日常生活で気をつけたい習慣としては、喫煙・姿勢・急激なダイエットです。喫煙は血流を悪くして皮膚の新陳代謝を乱すため、肌が乾燥してしわが深くなりやすくなります。また、タバコを吸ったときに発生する活性酸素を除去しようと、体内のビタミンCが大量に消費されます。ビタミンCは皮膚の土台であるコラーゲン生成に欠かせない要素です。これが不足することで肌のたるみを促進させます。また、食べ物を片方だけで噛むクセがあったり、やわらかい食べ物を好む人はほうれい線ができやすくなります。スマホ・パソコンをよく使うという人も前かがみになりがちで姿勢が悪くなりほうれい線ができやすくなります。そして急激なダイエットでやせてしまうことも皮下脂肪が減少して顔のしわを目立たせます。以上のような肌のハリと潤いを保つための毎日の積み重ねがしわの進行を遅くしてくれます。
東京衛生アドベンチスト病院監修
FAQ 健康に関するよくある質問