ニュースタート健康法

固いものを食べて歯が欠けた。

固いものを食べて歯が欠けた。

Q. 固いものを食べて歯が欠けた。それ以来、なるべく柔らかいものを食べてしまう。歳をとっても頑張って固いものを食べた方がいいですか?

A.硬い食べ物で歯が欠けることはよくありますが、硬くない食べ物でも歯が欠けることも同じぐらいよくあります。
大切なことは、歯が欠けたから硬いものを食べないように気を付けることではなく、なぜかけたのか、その原因を突き止めることです。

歯の表面に一番硬い力がかかるのは、どんなときでしょうか。それは、上の歯と下の歯が直接当たる時です。
それは、食事の時かもしれないですし、歯を食いしばって重いものを持った時かもしれないですし、夜寝ている間無意識に歯ぎしりや食いしばりをしている時かもしれません。

すべての歯に均等に力がかかっていれば、1本が負担する力は弱いかもしれませんが、かみ合わせが悪かったり、かみ合わせが良い人でも、ギリギリと横にすり合わせたりすると特定の歯に偏った力がかかってしまいます。そのダメージが蓄積されて、些細なことをきっかけにして歯がかけてしまいます。1本の歯がかけたのを放置しておくと、他の歯の負担が増えてしまって、次々と別の歯もかけていってしまうこともしばしばあります。歯が欠ける原因は、噛み合わせる力の他に、虫歯や酸蝕症も考えられます。

噛むことは、虫歯予防・認知症予防・ガン予防・ダイエットなどの効果があると言われています。極端に硬いものを積極的に食べることはお勧めしませんが、素材の形のわかる歯ごたえのあるものをよく噛んで食べることが全身の健康にもつながります。

頑張りすぎない範囲で、硬めの食材も取り入れてみましょう。

東京衛生アドベンチスト病院監修

FAQ 健康に関するよくある質問