ウォーキング、効いてる感じがしない。本当に効果あるの？

Q.「ウォーキング、効いてる感じがしない。本当に効果あるの？」

A.ウォーキングは水泳やテニスなどの運動と違って激しく息も切れないですし、筋力トレーニングのように筋肉がついて目でみてわかるほど体型が変わるということがないので、効果があるのか実感がない方も多いと思います。でもウォーキングは健康にとってとても効果のある運動です。

ウォーキングは有酸素運動のひとつで、体への負担が少なく特別な道具も必要ないので、さまざまな年代の方に向いている運動です。安静にしているときの3倍のエネルギーを消費しますので、肥満の解消に役に立ちます。またウォーキングにより、血圧を下げる物質が増加して高血圧の改善にもつながります。さらにウォーキングによってカルシウムの吸収が高まり、太陽の光を浴びるのでカルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で造られるため骨も丈夫になると言えます。外の景色を見ながら適度な運動を続けると記憶力の向上にも効果があるなど、よいことづくめの運動だと言えます。体調の悪いときや体に痛みがあるときは無理をせずに、ご自分のペースでこれからもウォーキングを続けてください。

東京衛生アドベンチスト病院監修