ニュースタート健康法

しもやけってくせになるの?

しもやけってくせになるの?

Q.しもやけってくせになるの?なる人とならない人がいるのは何故?

A.しもやけは寒さで血行が悪くなり生じる症状です。とくに手、指、足に発症しやすく、肌が露出している頬、鼻先、耳たぶなどもできやすい部分です。大人よりも子供、男性より女性がかかりやすいと言われています。気温が5℃前後で1日の気温差が10℃以上の時期によく起こります。
しもやけの原因は、もちろん冷たい空気に曝されることですが、同じように寒気に当たっても、しもやけを起こしやすい人と起こしにくい人がいることが知られています。つまり、冷気に曝された後の血流の障害の程度とそこからの回復には遺伝的な差があって、しもやけになりやすい体質の人と、なりにくい体質の人がいると考えられています。しもやけの治療には、ビタミンEの塗り薬が使われます。症状が強い場合や、広範囲にわたる場合、毎冬のようにしもやけを繰り返す人の場合などには、ビタミンEの飲み薬も有効です。しかし、しもやけの場合には予防が最も重要です。しもやけになりやすい人は、冬に外出する時には、手袋、マスク、耳当てなどの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけて下さい。1つ注意したいのは、若い女性に多いエリテマトーデスという病気があり、しもやけと良く似た皮膚症状を示すことがあります。エリテマトーデスは、皮膚症状の他にも様々な内臓の症状を伴うことがあり、皮膚症状のみではしもやけとの区別が難しい場合もあります。血液検査などで詳しく調べることによってはっきりとしますので、しもやけを夏にも繰り返したり、しもやけの症状が強い人は、一度皮膚科を受診して検査を受けることをおすすめします。

東京衛生アドベンチスト病院監修

FAQ 健康に関するよくある質問