Q. 平熱が低いのは体に悪いの?
A.高齢になると体温を調節する機能が低下してきます。高齢の方の体温が35℃以下になることを老人性低体温症といい、場合によっては意識がもうろうとしたりうまく歩けなくなるなど危険な症状が現れます。
平熱が35.7度程度だとそういった危険な症状は出ないと思われます。ただ平熱が低めだと免疫力が低下し病気をしやすくなる、基礎代謝が落ちて体重が増えやすくなるとも言われています。
体温を維持するためにバランスのとれた食事をとる、体をよく動かすといった健康的な生活を積み重ねてください。
平熱は年齢に伴って低下してきます。65歳以上の方の平熱は50歳以下の方と比べて約0.2度以上低いという調査結果があります。また一日のうちでも一年の季節の移り変わりの中でも体温に変化があることはご存知ですか? 一日の中の変化では、明け方4時頃の体温が一番低く、日中から夕方にかけては高め、夜になるとまた下がってきます。また体温を調節する機能が低下するので、冬は低め、逆に夏は高めになります。季節ごとの平熱を測ってみてください。
東京衛生アドベンチスト病院監修