日光には、目に見える光以外に、赤外線や紫外線が含まれます。赤外線の働きは、血管を拡げ、(白血球による)抗菌・抗がん効果を増加させたり、傷の治りを早め、痛みを緩和させる効果もあります。また紫外線には、強い殺菌効果やビタミンDの形成によって骨粗しょう症を防ぐなどの効能があります。1984年、アメリカ国立精神衛生研究所の精神科医ノーマン・ローゼンタールは、冬に日光が減少することで引き起こされる「季節性情動障害(SAD)」という病気を発見しました。この病気は、倦怠感、食欲減退、眠気、苛立ち、憂鬱などの症状をともないますが、太陽の光を十分に浴びることで改善します。
このように、日光を浴びることは健康のために重要なことですが、過剰に紫外線をあび続けることは逆効果とも言われています(皮膚の老化を早め、皮膚がんになる可能性も)。時間を決めて、毎日適度な日光浴を心がけましょう。
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