私たちが生きていくために水分は欠くことができません。
水の摂取量が不十分であることによる健康への障害が多くの悲劇を引き起
こしています。児童、生徒などを中心にスポーツなどに伴う熱中症による死亡事故は後を絶たず、また、中高年で多発する脳梗塞・心筋梗塞なども水分摂取不足が大きな要因のひとつです。
のどの渇きは既に脱水が始まっている証拠です。のどが渇いてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂る必要があります。水分が不足しやすい時間帯、就寝の前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中あるいはその後などには、少しずつでも水分を摂りましょう。もちろん、腎臓、心臓などの病気の治療中で、医師に水分の摂取について指示されている場合は、かかりつけ医の指示に従ってください。
注意しなければならないのは、砂糖や塩分などの濃度が高いと水分の吸収が遅くなることです。また、アルコールや多量のカフェインを含む飲みものでは、尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまうので、水分補給になりません。
気をつけないと、知らないうちに脱水になってしまいます。こまめに水を補給していきましょう。
Signs of the times 2015/3 トータルヘルス「水分」
FAQ 健康に関するよくある質問