高潔であること
一人ひとりが高潔さをもって行動することができれば、疑心暗鬼に陥ることがなくなり、精神状態も落ち着いていきます。その意味で、高潔さは個人の健康にも大きく影響します。「高潔さは、良い精神衛生、信頼できる人間関係、責任感のある確かな行動の基礎なのです」
個々が持つ影響力
社会の健康を考えるときに、その社会を構成する一人ひとりが持つ価値観、道徳観、倫理観、信条といったものは、その社会の健康に大きな影響力を持ちます。高潔な姿勢は、正しい信念と行動に忠実に従うことを求めますから、社会全体の健康に良い影響を与えることになります。
たとえば、風邪で咳が出る場合、感染の拡大を防ぐために手洗い、うがいなどはもちろん、マスクをすることで他の人に配慮しますね。特に多くの人の集まるところでは、周囲に迷惑にならないようにと配慮するのは大切なことです。普通のマスクではウイルスそのものが通過することを防ぐことはできないかもしれませんが、多くの場合ウイルスを含んだ水滴が問題になりますから、十分に役立ちます。それだけではなく、マスクをすると口や鼻が直接外気に触れず、口元の空間で乾燥を防ぎ、喉の粘膜が炎症で荒れているときにはうるおいを与え、症状を軽減することができます。他人に配慮したことが、実は自分自身を助けることに繋がるわけですね。
効用 精神的安定、精神疾患を未然に防ぐ、モチベーションの維持、自己管理能力の向上。
- 裏表のない生活を心がける。
- 自分の信念と、行動が一致するよう努める。
- 人に勧めることは、自分も行う。
- 他の人の健康にリスクをあたえるような行動をさける。
- 自分の意見ばかりではなく、他人の意見にも耳を傾ける。
- 地域社会において、健康の土台となる事柄を明確にし、促進するよう努める。
- 環境保全に気をつける。
- 過ちをおかしたときには素直に認め、謝る。