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高血圧って何で良くないの?

高血圧って何で良くないの?

Q.高血圧って何で良くないの?

A.血圧が高くても、自覚症状がないので、そのまま放っておく人がいます。ところが、そのままにしておくと、生死にかかわる病気に進行していくことがあります。血圧が高いと問題なのは動脈硬化を起こすことです。動脈硬化とは、血管が弾力性を失い、血管の内腔が狭くなる状態の事を言います。
血圧が高い状態が続くと、圧力に耐えるために血管壁が厚くなります。また、傷ついた血管は脂質が溜まりやすくなり、血管の内腔が狭 くなります。そうなると血流の抵抗が増え、さらに血圧が上昇します。
そして、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の血管が切れる「脳出血」「クモ膜下出血」、心臓の壁が厚くなる 「心肥大」、心臓への血流量が減る「狭心症」、心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」、動脈硬化により 腎機能を低下させる「腎障害」「腎硬化症」 等が起こりやすくなります。
症状がないからといって、高血圧をほっておいてはいけません。まずは、減塩食、減量、定期的運動、アルコールの摂取を減らすなどの生活習慣の改善を試み、それでも改善しない様であれば、早めに医療機関を受診しましょう。

東京衛生アドベンチスト病院監修

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