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免疫機能とは

免疫機能とは

免疫とは、病原菌や毒素など外部からの異物が侵入した時に抵抗する能力のことを言いますが、大きく分けて自然免疫と獲得免疫に分けられます。自然免疫は、生まれた時に既に備わっている免疫機能のことを、獲得免疫は、感染した病原体を特異的に見分け、再度その病原体が体内に侵入してきた時に効果的に排除できる免疫機能のことを言います。

免疫機能に関係する要因は、遺伝、性別、年齢、ホルモンの状況、病原体に感染した病歴、ワクチン接種歴といった免疫に関連したことがらなどです。他には、環境的、身体的、心的ストレスをどれだけ受けているか、運動習慣、肥満度、喫煙や飲酒の習慣、腸内細菌叢、栄養状態などがあります。肥満が免疫機能に関係するのは、脂肪組織が炎症に関係した物質を出すからのようです。

栄養状態が悪い時は、身体の免疫システムが弱くなり、外敵に容易に侵入され病気にかかりやすくなります。栄養状態が悪くなくても、外敵の侵入を受けることで免疫システムが外敵阻止のために多くのエネルギーや栄養素を必要とするため、栄養状態は悪くなります。

感染すると食べる量が減り、微生物やウイルス、寄生虫によって引き起こされる感染や腸壁を傷つけられることで、栄養の吸収不良・損失につながります。下痢や嘔吐を伴う感染も栄養損失につながります。また、体は外敵と戦い、熱が出るため、エネルギー消費が増加し、さらに、汗や尿、下痢などで栄養素が流出してしまい、栄養不足になって免疫システムが弱くなってしまう、という訳です。

東京衛生アドベンチスト病院監修

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