Q.お茶は飲むけど水は飲まない。1日にどのくらい水を飲んだらいいの？
A.質問された方は、水分補給のために水かお茶のどちらが良いか？また、飲むとしたらどのくらい飲んだら良いか、とご質問されているのかと思いますが、
お茶の場合、緑茶や紅茶などカフェインを多く含む飲料は利尿作用が強く、飲んでもかえって体内の水分を出してしまうことになります。最近は緑茶の効能が色々うたわれていますが、緑茶の効能は野菜や果物を食べることで補い、水分補給という面では水を飲んではどうでしょうか。
どうしても水はいやでお茶の方が良い、という方は、麦茶のようにカフェインの入っていないお茶を飲むと良いでしょう。
汗を大量にかいた場合は、すみやかな水分とミネラルの補給が大切になるので、スポーツドリンクを飲むと良いと思います。
厚生労働省後援の「健康のため水を飲もう」推進運動では、1日に必要な水の量は食品からも含めて2.5リットルで、そのうち1.2リットルは飲料から摂るように推奨しています。食品から水分を摂る量が少ないと思う方は、飲料から摂る量をより多くしましょう。もちろん、運動や暑さで汗をかいたりした時は、より多くの水が必要になります。一般的にのどが渇いたと感じる以前に身体には水分が必要で、高齢になるとのどの渇きを感じにくくなる、とも言われています。こまめに水分を摂るようにしましょう。
東京衛生アドベンチスト病院監修