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おくすり手帳、いつも忘れちゃう。どれくらい大事ですか?

おくすり手帳、いつも忘れちゃう。どれくらい大事ですか?

おくすり手帳、いつも忘れちゃう。どれくらい大事ですか?

お薬手帳、持ち歩いていらっしゃる方は少ないですね。医療機関にかかる時には持っているけど、常に持ち歩くとなるとなかなか難しいものです。
まずお薬手帳の役割を簡単に挙げてみます。

  1. 飲み合わせやお薬の重複をチェック出来る
  2. お薬の副作用歴や病歴がわかる
  3. アレルギーの有無が確認出来る
  4. 緊急時にお薬情報が正確に伝わる

1~3までは何となく想像がつくかと思いますが、複数の医療機関にかかる場合は特に飲み合わせのチェックは大事になります。痛み止めや胃薬など重複して処方されやすいものがあるからです。お薬手帳の最初の部分にアレルギーや病歴を記載していただく欄があります。そこに記載をしていただく事でどんなお薬にアレルギーがあるのか、また副作用が出た事があるのかを医療従事者が把握出来、それに基づいて安全な処方をする事ができます。

4の緊急時、これは旅行などの外出先や有事の際など、色々な場面で言える事ですが、普段からご自分の飲んでいる薬の内容をきちんと完全に把握して説明出来る方ばかりではありません。旅行先で具合が悪くなった際にお薬手帳があればいつも飲んでいる薬がわかり、先程挙げた1~3までの内容を、初めてかかった医療機関でも把握する事で的確な処方をすることができます。
特に東北の大地震の際には、津波で大事なものが流された方が多く、お薬手帳の大切さが取り上げられました。薬も流されてしまったばかりかお薬手帳も流され、自分が飲んでいる薬がわからない方が本当に多かったのです。そんな時に役立つのは電子のお薬手帳です。紙は、ながされてしまったらそこまでですが、電子のお薬手帳はクラウドで情報が保存出来るので、津波がこようと情報は流されることなく確認出来るのです。ただこれは使える患者様が限られるかもしれません。ですので紙媒体でも結構ですから、ご自分の飲んでいる薬がきちんとわかるようにしておく事をお勧めします。

東京衛生アドベンチスト病院監修

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